11.03.22 援と縁(7)
被災地の避難所で子供達による「肩たたき隊」が結成されました。小さな手でお年寄りの肩を揉むほほえましい映像を見てホッと和まれた方も多いのではないでしょうか。
食べ物や水など、口から得られるパワーもありますが、子供達の優しさからもらうパワーはきっと強力なはず。順調に復興が進み各ご家庭に帰る日まで、一人でも多くの方を、その小さな手で励ましてあげてください。
さて、懸念されていた作物への放射能汚染ですが、とうとう基準値を超え、発送規制されました。原発事故の直接の原因は地震と津波ですが、その後の被害拡大は人的被害かもしれません。現場を知らない、ペンとはんこだけで仕事をしているお偉いさん達の右往左往ぶりには腹立ちさえ覚えます。
ハイパーレスキュー隊の方々の命を賭けた消化活動のおかげで、やっと被害拡大に一つの歯止めをかけることができました。
ですが、海江田大臣の「速やかに行わなければ処分する」との問題発言。さらに「もし、隊員の方たちが不快な想いをしたのであれば・・・陳謝したい」と海江田さんは言いましたが、「もし~あれば」の仮定条件形で言う言葉じゃないでしょう。
隊員の方たちや現場で作業に携わっている方たちは、本当に命を賭けていらっしゃいます。そのご家族の方々も、「なぜうちの夫なの?お父さんなの?」と思いながらも、苦しさを耐えていらっしゃいます。
なのに「もし、不快な想いをしたのであれば」なんてよく言えたもんです。不快どころか命がけなんです。本当に現場にいらっしゃる方たちには頭が下がります。感謝感謝です。
一方、放射能に汚染されてしまった作物達、農家の方々の辛さや悔しさは相当なものでしょう。
そして、風評被害です。汚染地域で栽培されていないほうれん草が山ほど売れ残っていました。農家の方たちだけではなく、小売業者の方達にも被害が拡がってきました。
私は、風評被害に影響されることなく買いますが、消費者の皆さんは汚染されているんじゃないかという作物への不安より、本当の情報がわからないから安心して買えないのではないでしょうか。メディアで流される政府の話はどこまで本当かしら・・・と。
放射能への不安より、政治家への不信が風評被害を招いているように思えます。今、スーパーに出ているほうれん草は大丈夫です。安心して買いましょう。
山香の福にゃん
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