お花見にいらっしゃった方、今年の桜はいかがでしたか？世界最大級の震災に見舞われた方々を励ましているかのように、精一杯咲く桜は素敵です。

私は毎年大学で花見もどきをしております。私が教壇に立っている大学は広大なキャンパスに桜がたくさん咲いており、毎年花見の季節は一般の方々にも公開しており、子供からお年寄りの方まで多くの花見客で賑わっています。

教室から外に目を移すと、弁当を拡げている親子さんやお友達の輪、仲良く手をつないで歩く老夫婦など、「授業なんかやってられるかぁ～」と思うのは学生だけではありません。

この大学には、清掃の方達以外に、キャンパスの木々のお手入れのガーデニング部隊もいらっしゃいます。そして、日々草取りや枝の剪定など熱心に取り組んでいらっしゃいます。もちろん休みの間も・・・。学生に会わない日があっても、ガーデニング部隊に会わない日はないと言っても過言ではないでしょう。

こんなに、キャンパスに手間とお金をかけられるのなら、１０年以上も上がっていない講師料を上げてくれぇ～　　あっとうとう言っちゃったでも、いつもきれいなキャンパスを見るたびに、ぺ～ぺ～の講師達はつい思ってしまうのです

昨日、一昨日と続けて強い風が吹き、桜ももう終わりかなぁと思いながら今日も大学へ行ってきましたが、まだまだきれいでした。潔く散る桜の美しさの一方、風になんか負けるもんか～と咲き続ける桜の根性もまた頼もしく思えます。

桜に根性を感じたのは今年が始めてかもしれません。桜のこの強さは被災地の方々の底力と似ていますね。

 桜は毎年花を咲かせ、私達を楽しませてくれますが、高麗人参は３年目にしてやっと花を咲かせます。開花の最盛期は桜より短く２、３日だそうです。そして、またじっと大切に３年間大地に育まれて、やっと人様のお役に立てる６年根になるのです。

桜の花も高麗人参の花も、威張ることなくいじけることなく、ただ自然の摂理に従い、桜は私達を楽しませ、そして、高麗人参は私達の身体を強くしてくれます。本当に感謝感謝ですね。給料をあげてくれぇ～と嘆いている私より、ず～っと立派です。

反省の後は、高麗人参の入った「皇参酢」を飲んで、明日も元気に働こう！と思います。明日も爽やかな朝を迎えられますよう、皆様のご健康とお幸せをお祈りいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　山香の福にゃん